私がもし人より優れている、もしくは劣っている点があるということがもしあった場合、私が一人で存在している世界ではそれについて何も考えることはない。だが他者が介在する世界においてはこれは全く違ってくる。私以外の誰かがいる世界では、特定の能力が私よりも優れている人、もしくは劣っている人がいる。その中で私は初めて他者と自信を比較しうる。比較を通じてしか他者との能力(これは人間が定義する良いことと悪いことである。)の差を理解しえない。自分と他人がいて初めて、その能力の違いを人は知覚する。人は自身の能力というものを他者からの評価によってしか知覚できないのではないだろうか?
神において、もし神が一つないしは一人しかいないとするならば、神は自分の能力を知覚することはないのではないだろうか?


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